箱詰めみかんのFF14放浪記

新生FF14ファンブログ ゲーム内画像を見習い加工師が魔改造!!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【SS魔改造】†エオルゼア抒情詩『虎拳龍脚』

Posted by 箱詰めMikan on   0 comments

妖精族シルフの集落に続く黒衣森の街道。
集落の手前、丁度街道が崖に挟まれ細くなる場所には、
夥しいほどの化物達の骸が無造作に転がっている。

そして、中央には、一人のミコッテの女の姿があった。
その女は濃紺のブリオーに同色のタイトスカートにブーツ
といういでたちで、ニーハイソックスとガーターベルトから覗く素足が、
凄惨な現場に妙に艶かしく映えていた。

「…ふむ。これでは、きりがないな…」

女は裾の土を払いつつ、容姿とは裏腹に古風な物言いで呟く。
腰には武技を極めた者のみに与えられる、猛虎を象った拳鍔を携えており、
この光景がその女の仕業であることを物語っていた。

「あやつらの首尾はどうであろうな…?」

『あやつら』というのは同じ『結社』に身をおく彼女の同志達。
今はエオルゼア全土に散らばり、『見捨てられるであろう者達』の為、
大規模な結界術を準備している者達のことだった。

日増しに異様さを増していく『天の凶星』は、この数日間でその不気味さを増し、
月よりも明るく、太陽よりも大きく、手を伸ばせば届きそうなくらいに近づいており
そして、その接近に伴い、各地で化物達が凶暴化し、都市や集落の襲撃が頻発しているのだ。

各国首脳陣、グランド・カンパニー、数多の冒険者が
身命を賭して『凶星の落下』という悲劇の阻止に奔走する中、
彼女が属する『結社』の出した結論は全く違うものだった。

彼女はその時の『マスター』の言葉に想いを馳せる。



我々は、落下の阻止に対して行動しません。
凶星の落下は避けられないでしょう。
そして各国は、己の体制を護る為、首都の防衛を主とするでしょう。
その結果、アラミゴの民や地方都市の住人は
満足な防衛も出来ず、その後も更なる悲劇に見舞われることになります。

我々は、我々の矜持の為、その悲劇を容認しません。
我等は、彼らを守護することに、その全力を尽くします。

もし、悲劇が起こらなかったら。すべては無駄になるかもしれません。
でも、それでもいいではありませんか。
総てが無駄になっても、悲劇が起こらないのであれば。



「やはり、『あの御方』は我が主にふさわしい。」

彼女は満足げに頷くと、腰に下げられた拳鍔を構える。
その目線の先には、土煙を上げながら迫る大型の化物達の群れがあった。

「我が字名『虎拳龍脚』に掛けて、ここから先には一歩も進ませぬ。」
「さぁ、我が奥義、その身をもってとくと味わうがいい!」


虎拳龍脚(文字なしUP)


これは、時の狭間の物語。
次元の狭間から垣間見える出来事。

そして、『結社』と呼ばれた闇の住人達が
荒廃した世界を前に、歴史の表舞台に上がる、少し前のお話。


○おまけ
虎拳龍脚UP



↓制作秘話はコチラ↓

クリックにご協力お願いしますヾ(*´∀`*)ノ
ただいま第位→ ブログランキング・にほんブログ村へ

スポンサーサイト

【SS魔改造】ララフェル専門誌『RO』11月号発売!!

Posted by 箱詰めMikan on   0 comments
ララフェル好きの
  ララフェル好きによる
    ララフェル好きの為の雑誌


ララフェル専門誌『RO』11月号発売!!

RO3.jpg

↓製作秘話はコチラ↓

【SS魔改造】†エオルゼア叙情詩『双蛇の申し子』

Posted by 箱詰めMikan on   0 comments
黒衣森、ラークスコール。
辺鄙な土地柄でありながら、このエーテリアルゲートを利用するものは多い。
なぜなら、少し北には、伝説と呼ばれていた「薫風の都」が実在していたからだ。

しかし、「利用者が多い」ということは必ずしも良いこととは限らない。

なぜなら、このゲートを訪れる者の多くは、帝国によって住まいを追われた、
あるいは執政者に弾圧され命の危機にあった、虐げられた者達だったからだ。

人々は妖精と人類の同居する、差別のないこの都に希望を見出し、
逃れるように、この「薫風の都」を訪れていたのだった。

都の人口は当初の5倍にも達し、グリダニア・グランド・カンパニー
『双蛇党』の支援を受けてはいたものの、既に住居や食糧事情も逼迫してきていた。

だが、それでも都の門は閉じることはなかった。

それは、この地を発見したトレジャーハンターと都の守人
『深緑の騎士』の間で交わされた誓いがあったからだった。

『森を閉ざすことなかれ。我らは人と妖精の架け橋とならん。』

その誓いは褪せることなく息づいていたのだった。
しかし、現実はそう甘くないのも確かだった。

備蓄管理担当者からの報告書に目を通すと、
燃えるような赤髪の女ララフェルは眼鏡を外し、大きく溜息をつく。

「このままでは・・・長くは持たないわね・・・」

『精霊の森』と呼ばれる黒衣の森は「実り」が確かに多い。
だがそれでも足りない。このままでは半年も待たず食糧備蓄が底を尽くだろう。
かといって神聖なる森を農地として切り開くことは出来ず、
このまま東に開拓を進めば帝国領アラミゴとの境界を侵すことになる。

「八方ふさがりね・・・せめて、難民の受け入れを分担できればいいのだけど・・・」

彼女はそう呟くが、エオルゼア都市国家からの返答を思い出し、首を横に振る。

と、その時、部屋の外から凛とした男の声がかかる。

「姉さん、『また』あのルガディンが来てるよ。」
「・・・また・・・なの?」
「うん。門の前で姉さんに話があるって座り込んでるんだ。」


『仕方ない』という表情で彼女は書類を脇に置き、立ち上がる。

「いいわ。いい加減、諦めて貰いましょう。あなたも来て。」

彼女はそのまま部屋を出、栗色の髪の最愛の弟に声をかける。
そして、彼を引きつれ、門へと進んでいく。



しばらくの後、門に到着した二人は、もう何度も見たルガディンの顔を見つける。
ルガディンとしても大柄なその男は、近づいてくる二人をみつけると大きく手を振って合図する。

「おぉ。『双蛇の申し子』よ。待ちわびたぞ!」

男は屈託のない笑い顔を見せるが、その顔には
数え切れないほどの戦場を駆け抜けたであろう威厳が備わっていた。

「『獅子王』・・・何度来られても、返事は変わりません。お引取りを。」

その『歴戦の勇士』を前に彼女は臆することなく言い放つ。
獅子王と呼ばれた男はその返答を聞くと目を細め、再び笑う。

「ガハハハハ!この儂を相手に気風のいいことよ!ますます気に入ったわ!
 欲しい!是非とも欲しいぞ!」


その言葉に反応したのは弟だった。瞬く間に弓を構え、獅子王に狙いを定める。

「貴様っ!姉様を愚弄するか!いかな『王』とて容赦はせぬぞ!」
         コールド・ブレイズ・エンプレス   アーデント・アイス・プリンス
「熱い。熱いのう。『冷徹なる焔の女王』に『激情なる氷の貴公子』か。
 だがそれで、儂に、勝てるかな・・・?」


言葉と共に、獅子王から身を凍えさせるほどの剣気が噴き出す。
その覇気に当てられたララフェルの男の額から汗が伝う。
彼も決して弱いわけではない。
それどころかグリダニアでも十指の内に入るほどの強者である。
その彼をして、容易く圧倒する獅子王の強さは正に底が知れなかった。

「安い挑発に乗るのはおよしなさい。獅子王も、悪戯が過ぎますよ。」
彼女が二人をたしなめるように制止する。

双蛇の申し子up

その言葉に獅子王は子供のように笑うと、言葉を続ける。

「すまんすまん。では、本題といこう。お主ら、我が『結社』に入れ」

まさに単刀直入。以前と変わらない言葉に彼女は苦笑する。

「かの獅子王にここまで買って頂いているのは光栄です。
 ですが、私達はこの都の民を護らねばなりません。
 有能な方は他にもいるでしょう?その方達をご登用ください。」


まっすぐに獅子王を見つめ、確固たる意思を持って答える彼女。
その言葉に獅子王は「やれやれ」といった表情でうなづく。

「仕方ないのう。だが儂は諦めぬ。また、会おう」

そして、その言葉と共に「薫風の都」を颯爽と後にした。

残された姉妹はそれぞれに小さく溜息をつき、王の背中を見送る。

「『また』って言ってたね」
「そうね。でも何度きても、私の答えは変わらない。」


姉は弟にそう答えるとさらに口ずさむ

「夢見たものは1つの幸福。願ったものは1つの愛。」

その言葉に、弟は微笑を浮かべる。

「『それらはすべて、ここにある』か。本当に、その通りだね、姉さん。」

彼は答えると、姉の手に自らの手を重ねる。
『姉弟』というより『恋人』のように。

そう、二人も『許されざる者』。

ココにしか居場所のない、虐げられた者達だった。


これは少し昔のお話。

護るべきものを失った彼女が、最愛の弟と離れ離れになり、
そして、獅子王を頼ることになる、少し前のお話し。

●おまけ
双蛇の申し子(文字up)

双蛇の申し子単独up



↓製作秘話はコチラ↓

【SS魔改造】†エオルゼア抒情詩『獅子王』

Posted by 箱詰めMikan on   4 comments

クルザス地方。ラノシアに劣らず、
肥沃な大地、穏やかな気候に恵まれたその土地は、
多くの国、種族にとって、護るべき土地であり、
同時に他国に先んじて征服すべき土地である。

今、その東部低地、人類連合最前線、キャンプ・グローリーには
千にも及ぶ兵士達がごった返していた。

兵士達はそろいのチェインメイルに身を包み、その旗印には
人類連合のシンボルと雄々しい獅子の紋章が刻まれていた。

彼らは『正規兵』ではなく、とある地方領主の『私兵』にすぎなかったが、
傭兵のような金で雇われたならず者達の集団ではなく、
まるで騎士団のように整然と、規律正しく行動している。

Sons of Sekhmet
『戦神の息子達』、通称『SoS』

その部隊を知るものは、弱きを護り、強気を挫くその在りように、
そしてひとたび戦いとなれば暴風のように荒れ狂う凶暴さに
畏敬と恐れの念を抱き、そう呼ぶ。

加えて、1つの揶揄を込めて。

「準備はどうか?」

キャンプに貼られた天幕から、野太い声がかかる。

「万端、整っております。」

多少の緊張と共に守衛の若者が答えると、
天幕が揺れ、ぬっと大きな影が現れる。

身の丈は3mに届こうかという巨躯に加え、
壮年にも関わらず、体の隅々まで精悍さが満ち溢れた屈強な身体。
手は大人の頭ほどもあり、その頭には王冠が擁かれている。

そして、その顔は、まるで獅子の様であった。

獅子面の破壊神、セクメトの息子達
と呼ばれる揶揄はここから生まれていた。

部隊の長は、北洋を中心に活動する少数種族『ルガディン』だったのだ。

「では、はじめようか。」

部隊の『王』がゆっくりと、そして力強く答えると、
その一言だけで部隊が一斉に引き締まる。

その様子を見ると、『王』は満足そうに一度頷くと、
携えた大剣を抜き、巨大な盾を無造作に拾い上げ、声を張り上げる。

「聞けい!者ども!憎きイクサル共は無辜の民を襲い、我らが版図を脅かしている!」
「我等は鉄槌!無慈悲の鉄槌である!力無き者を護る為、狂奔にその身を預けよ!」

『王』の言葉のたび、部隊全体から怒号にも似た雄叫びが上がり、大地を振るわせる。
『王』はゆっくりと大剣の切っ先をイクサル軍駐屯地に向けると、号令を下す。

「全軍、突撃!かかれい!」

獅子王up

号令と共に、兵士達がそれぞれの得物を手に大地を揺らし、
『王』は後に続くように、彼自身が手懐けたグレートバッファローに跨る。

これが、彼の異名の由来。
どのような獣も従わせる異能の力。

人は、高潔な人柄と、その異能の力から、彼のことをこう呼ぶ。


『獅子王』

と。


これは遠き昔のこと。

世には正義があり、数多の英霊が生まれては消えた時代。
そして彼が正義の在りように絶望し、『結社』を作り出す、少し前のお話。

↓制作秘話はコチラ↓


【SS魔改造】ルルイエ異本『希望の幕』

Posted by 箱詰めMikan on   2 comments
黒衣森、北部森林の北端には、遥か太古に打ち棄てられた砦がある。
今では強力な魔物達の住処となり人が訪れることのない場所。

今、ここに四人の術者が集っていた。
いずれもが最高位と言って良いほどの実力者。
 フラタニティ     オリジン・フォー
『結社』の中でも『原初の四』と呼ばれる程の者達。

四人は廃砦の中央、円形に窪んだ、儀式場のような場所で
四方に配し、月が天頂に来るのをただ待っていた。

「そろそろ・・・ね。」

誰ともなく吐き出された言葉に、四人は頷きあい、視線を交わす。

「『虐げられし者達』の希望を、ここに。」
「『絶望』の終わりと新たなる始りを、ここに。」
「我ら『結社』の悲願を、いま、ここに。」


彼らの意思に揺らぎはない。
各々は謳うように魔術言語による詠唱を始める。

詠唱に呼応して彼らが持つ『呪具』が輝きを増し、
中空に複雑な魔法陣を描いていく。

姫の帰還~詠唱~up

四人の周囲には夥しいほどの魔力が溢れ、
それぞれが珠のような汗を額に滲ませ、必死でその流れを制御する。
魔法陣は徐々に光を増していき、月明かりを凌駕するほどに輝き、

「「「「開け。大地の聖柩。」」」」

『力ある言葉』と共に儀式上の中央に巨大な魔法陣が現出した。

姫の帰還~発動~up


巨大な魔法陣は周囲の魔力を根こそぎ奪い取り、
さらには膨大な地脈の力さえも呑み込んでいく。

魔力は『光』として魔法陣から溢れ出し、
目を開けていられないほどの輝きを放ちだす。

-------------想いよ。願いよ。祈りよ。
 
    -------------どうか。おねがい。届いて。

         -------------わたしたちの希望よ。帰って来て。


その時、目が眩む光の中、微かに『何か』が光の中に顕れる。
それは、確かに、あの時泡と消えた、『彼らの希望』だった。

姫の帰還up


そして、光の奔流は徐々にその輝きを弱め、
『かつて失ったもの』が今『そこ』に在る事が感じられた。

「マスター!!」

誰からともなく、万感の想いの篭った叫び声があがる。

ララフェルの少女は魔力の減衰と共に、その浮力を失い、
徐々に地表に近づいてくる。

術者の一人が『己の分身』とも言うべき魔杖を投げ捨てると、
淡い光の中に飛び込み、少女の体を抱きとめる。

「マスター!・・・ますたぁ・・・」

顔中を涙で濡らし、嗚咽共にただ、そう繰り返す。
抱きとめた少女の体からは、小さいが確かな命の鼓動が感じられ、
そのぬくもりが術者に伝わってくる。

「ぁぁ・・・良かった・・・本当に・・・よかった・・・」

術者は少女の体をまるで『宝物』のように抱き上げると
心底、幸せそうな微笑を浮かべた。


「・・・おかえりなさい。みんな・・・みんなまっていましたよ。」


これは、1つの物語の終わり。

そして、新たなる物語の始まりの一幕。


世界が新たに生まれ変わる日の出来事。


↓製作秘話はコチラ↓
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。