箱詰めみかんのFF14放浪記

新生FF14ファンブログ ゲーム内画像を見習い加工師が魔改造!!

【SS魔改造】†エオルゼア叙情詩『深緑の騎士』

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黒衣森の東部森林、ナインアイビー近隣に伝わる一つの伝説がある。

曰く『莫大な財宝を護る、風の妖精の街がある』と。

日に焼けた褐色の肌の男は、その伝説を求めてこの地を訪れた。
よくありそうな、その伝説の類。誰もがそう思っていた。

だが、男は確信を持って『帰らずの森』を往く。
その手には、古めかしい古地図と、奇妙な彫像が握られていた。

「方角は、あってるな。この分だと日没までには辿り着けるか。」

男はそう呟くと、水筒から水をあおり、あたりに目を配る。

この広大な森林は、『黒衣』というその名のとおり、
巨大な樹が生い茂り、陰鬱な雰囲気を醸し出しているが、
このあたりは空を覆う木々も切れ目を覗かせ、
そこから挿し込む陽光は、まるで天の世界に繋がる梯子のようだった。

そして、なにより、木々の合間を抜ける風は
疲れを削いでいくように心地よかった。

「こりゃぁ、『風の谷』っていうのもまんざらウソじゃないかもな」

男は古地図に描かれた地名を指でなぞると
肩の荷物を担ぎなおし、再び歩み始める。

が、突然背筋に悪寒を感じ、男は咄嗟にその場を飛びのく。

ズシャァァァーーーーッ

ほんの一瞬の後、男が立っていた場所を、緑色の閃光が走り抜ける。
地面は深く抉られ、もし、その場所にいたら今頃は挽肉のようになっていただろう。

男の全身から汗が噴出し、死の恐怖が身体を強張らせる。

「な・・・なん・・・だ・・・一体?」

その時、視界の端に動くものを捕らえ、男の視線が止まる。
その先には、子供ほどの大きさのシルエットが、ふわふわと空中を漂っていた。
ただ、その全身は緑色の液体のようであり、その背中には羽が生えていた。

「ω℃…ЭΕ⊿∴Л▽…жΦ」

人間には発音することも、理解することも出来ない、
『言葉のようなもの』がそのシルエットから放たれる。
その『音』には明確な敵意と、殺意が篭められていた。

「くそ・・・こんなところで、おわりかよ・・・」

戦っても勝つことは出来ない。それほどの力の差があることは確かだった。
かといって、ここで背を見せれば、確実にさっきの魔法が男をズタズタに引き裂くだろう。

八方塞がりの状況の中、死だけがゆっくりと近づいてくる。
『もう駄目だ』という諦めと共に男は目を閉じる。

その瞬間、突然の救いは、空からやってきた。

「そのままジッとしてろ!」

清廉な森に女の声が響く。

ハッと目を見開き、上を仰いだ男の瞳には、
空から舞い降りる、紫暗の鎧に身を包んだ女騎士の姿が映っていた。

天駆ける騎士(文字なしup)

「ハァーーーーッ!!」

裂帛の気合と共に、女騎士は長槍を振りかぶり、
ただの一撃で、いともたやすく『死をもたらすもの』を霧散させる。

そして、何事もなかったように長槍を背負うと、男に歩み寄り、

「命があって何よりだ。まだ生きていたければ、すぐに引き返せ。」

たったの一言。それだけを告げると踵を返す。

「ぉ、ぉぃあんた!」
「なんだ?まだなにかあるのか?」

女騎士は心底面倒そうに振り返る。

「い・・・いや、その、助かったよ。ありがとう」
「礼など要らん。狂える精霊を始末した。そこにたまたまお前がいただけだ。」

女騎士は興味なさそうに答えるが、その視線が男の手元、
奇矯な彫像を凝視するように止まる。

「…これは驚いた…まだ、現存していたとは。」
「・・・ぇ・・・?」
「その彫像は我らが友の証。うむ。無碍にはできんな」
「・・・な・・・?」
「貴様を歓迎しよう。我らが『薫風の都』でくつろぐがいい。」

反論の合間を与えず、女騎士は一気にそこまでを語ると、
おもむろに男の手を取り、森の奥へと歩き出す。

「ちょ・・・ぇ?まてって」
「なんだ恥ずかしがることもあるまい。どうせ探していたのだろう?案内してやるのだ」
「ぃゃ、ちょっと説明を」
「うむ。楽しみだな。実に70年ぶりの来客だ。今日は宴だな。キレイどころを集めて歓迎しよう」

女騎士は男の一切の反論を黙殺し、文字通り、男を引きずりながら、森の奥へと消えていった。


これは今から少し前。
まだ、空が青かったころのお話。

○おまけ
天駆ける騎士up



↓製作秘話はコチラ↓

【予約受付】世界に1枚だけのマイキャラ名刺【新生FF14】

Posted by 箱詰めMikan on   6 comments
はい、こんにちわMikanですヽ(´ー`)ノ

新生FF14用のキャラカードデザインが
やっとこさ、完成しました(゜∀゜)

根性版の焼き直しに加え、新しく2パターン用意しています。
画像のサイズはフルサイズで600x900、公開サイズで400x600、
いちおう、ブログなどのサイドバーで使えるよう、
200x300で文字が読めるくらいの大きさで作っています(゚∀゚)
 ※この記事では見易くするため、横幅300で表示しています。

●タイプ①:デコレーション
根性版のときのデザインのサイズ調整+αのタイプです。
装飾が一番目立つつくりになると思います。

c1-0001.jpg c1-注意事項

●タイプ②:シンプル
画像とテキスト半々くらいで、文字が映えるように考えたパターンです。

c2-0001.jpg c2-注意事項

●タイプ③:ダイナミック
画像をメインにして、テキストを控えたパターンです。
大きいサイズの画像が必要ですが、インパクトがあります
c3-0001.jpg c3-注意事項


どーでしょう?テンプレートとして、過度な装飾はしてないので、依頼によって色々できるかなーと思います。

なお、これに伴い、ご依頼の先行予約を開始いたします!
あ、もちろん、作成するのは『新生FF14』のキャラですので、
作成はOβ開始後、画像などの必要情報が揃った方から、となります。

予約受付は10名様を超えたら一旦停止いたします。


ご依頼は受付専用の記事へコメントをつけて下さい

尚、いくつかご注意事項がございますので、必ず目を通してくださいませ。

それでは、皆様のご依頼を心よりお待ちしておりますヾ(*´∀`*)ノ

Mikan

○おまけ
c3-0002.jpg

c2-0002.jpg



【SS魔改造】†エオルゼア抒情詩『終わる世界』

Posted by 箱詰めMikan on   2 comments
東ラノシアのとある岬に3人の女性が
紅く燃えるような空を見上げながら佇んでいる。

1人は巫女装束の赤髪のララフェル、

1人は金髪の中華服を纏ったミコッテのモンク、

そしてもう1人は、仮面を被り
露出の多い服を身に着けたミコッテだった。

「もう、どうすることもできないのです?」

巫女は空の一角を支配する、衛星『ダラガブ』を見つめたまま、悔しそうに言葉を発する。
そう、彼女達は破滅から世界を救うべく、自らが考えうる、ありとあらゆる方法を探した。
いや、彼女達だけではない、この世界に住まう人々が、護るべきもののため、
手を取り合い、必死で世界を救おうとした。

それでも、まだ、衛星『ダラガブ』は空にある。
彼らの努力を嘲笑うように、纏った真紅の業炎を揺らしながら
刻一刻と、その姿を大きくしていく。

「まだよ。まだ終わったわけじゃない。」

手にしたナックルを打ち鳴らし、モンクは答えるが、
その言葉はなにより、自分自身に向けてのもののようだった。

「・・・うん。護りたいものが、ある、から。終われ、ない。」

仮面の女もこの瞳に強い意志を宿らせ、呟く。

いま、このとき、『策』は無い。

それでも、冒険者達は諦めない。
彼らが『冒険者』であるがゆえに。

「最悪、人数掻き集めて直接アイツを受け止めちゃう?」

軽い冗談のような口調で放ったモンクの言葉は、
他の二人には冗談には聞こえなかった。

たぶん、彼女なら一人でもやる。
そして、その時は、自分達もそこにいるだろう。
そう想像できてしまい、二人は小さく笑う。

「さ、そろそろ行こう?みな集まっている頃です」
「わか・・った。」
「いっちょ、やってやろうじゃない」


種族、国、生い立ち、何もかもが違う3人は
同じ想いを胸に互いに顔を合わせ、
もう一度、空に迫る『破滅』を見上げる。

最後の日up

万策尽き、それでも諦めを知らない者達が、一堂に集った日。

世界最期の10日間が、今、始まる。



↓制作秘話はコチラ↓